更新情報
Topics

更新情報 Topics

住み込みで働いても大丈夫?住み込み仕事のメリット・デメリットと注意点

記事の監修

石川博幸(いしかわひろゆき)

2014年から携帯電話販売業界に参入、各家電量販店やショップにて販売、営業を行い、店舗にて新人教育や目標に向けてのコンサルティングなどしておりました。これまでの経験を活かし携帯キャリアのマネージャーとして複数店舗実績の向上に努めておりました。大手キャリアの優良事例賞などで最優秀賞等の実績がありお客様からもお褒めの声を多数頂いておりました。大手家電量販店での携帯電話販売にも関わり、マネジメントディレクターとしても活動。

求人情報を調べていると、時々住み込みの求人をみかけることがあります。住む場所を提供してもらえるのは嬉しい反面、なんとなく会社に縛られるようで、応募を見送る人も少なくないようです。

 

しかし、どのような仕事にもメリットとデメリットの両面があります。今回の記事では、住み込みのメリットとデメリット、そして住み込みで働く際に注意すべき点や住み込みの仕事で就職・転職を成功させるためのポイントについて解説します。住み込みの仕事を検討されている方は必見ですよ。

 

住み込みの仕事とは

住み込みの仕事とは

 

住み込みのメリットとデメリットをお伝えする前に、まずは住み込みの仕事について、簡単に説明しておきます。

 

住み込みの仕事とは、文字通り、採用先の会社が用意する住居から通勤する仕事のこと。求人募集をみると、「社員寮完備」とか「住み込み歓迎」といった説明書きがあるので、住み込み可能な求人はすぐにわかるはずです。

 

住み込みの募集が多い職種としては、ホテルや旅館などの宿泊施設・医療関係・運送業などがあげられます。ほかにも、農業やリゾート地での仕事、郊外での工場勤務のように、通勤に不便な立地の仕事で多く見られる募集形態です。

 

もちろん、雇用主の自宅に住み込む求人は今やレアケースであり、「住み込み=社員寮(借り上げ賃貸も含む)」とお考えください。

 

なお、住み込みの仕事は家賃が無料、もしくは格安で借りられるケースがほとんどです。出費を抑えて新しい生活を踏み出したい人にとって、住み込みは非常に魅力的なオファーでしょう。

住み込み仕事の特徴とは

住み込み仕事の特徴とは

 

住み込みの仕事は、一般的な仕事と比べた時、どのような特徴があるのでしょうか。特徴を知ることで、住み込みの仕事についてより深く知ることができるかと思います。

 

こちらでは、住み込みの仕事の特徴について紹介していきます。自宅から職場に通う一般的な仕事とはどのような違いがあるのでしょうか。

 

住み込みの仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

未経験でも働きやすい

住み込みの仕事の募集には、未経験歓迎の仕事が多数あります。

 

一般的に住み込みの仕事というと、重い荷物を運ぶなどの重労働をイメージする方も多いかと思います。しかし、住み込みの仕事というのは様々な職種の募集がされているのです。

 

体力が求められる仕事ももちろんありますが、そのほかにも温泉旅館やホテルのスタッフやマンションの管理人、パチンコ店のスタッフなどの職種の募集も多いです。ほとんどの場合、未経験でも就業することができるため、ブランクのある方でも安心して就職することができるでしょう。

 

未経験歓迎の仕事を探している人には、住み込みの仕事はおすすめです。

女性歓迎の求人も多い

住み込みの仕事には女性歓迎の求人もいくつか存在しています。

 

先ほどお話した通り、住み込みの仕事にはさまざまな職種の募集があり、なかには軽作業の職種の募集もあります。特に、接客が必要な職種については、女性専用の求人もございます。

 

住み込みの仕事の多くは、福利厚生が完備されているので、女性でも安心して働くことができるでしょう。

 

マンションの建て直しなどで急遽引っ越しを余儀なくされた場合や、貯金がしたい場合などは、ぜひ住み込みの仕事を調べてみてください。

 

◯女性が住み込みで働ける仕事については、以下の記事でもお読みになれます

節約・貯金がしたい人にもおすすめ

住み込みの仕事は、家賃の一部、場合によっては全額会社が負担してくれるため、毎月の出費を大幅に抑えることが可能となります。

 

家賃を含む生活費が金銭面の大きな負担となっていると感じていらっしゃる方も多いと思います。特にここ最近は物価の高騰や電気代の値上げなど、普通に生活をしていてもなかなか貯金や節約が叶わない状況です。

 

そんなときでも住み込みの仕事であれば、毎月の家賃や電気代や水道代などの光熱費を大幅に節約することができるのです。また、社員寮に引っ越すための費用についても、会社が負担してくれることが多いため、引っ越し費用を貯金・節約することができます。

 

お金を貯めたい、できるだけ節約して生活したいとお考えの方には、住み込みの仕事がおすすめです。

 

◯住み込みの体験談については、以下の記事でもお読みになれます

住み込み仕事のメリット

住み込み仕事のメリット

 

冒頭でも触れたように、住み込みにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。入社してから後悔することのないように、メリットとデメリットをしっかりと比較しておきましょう。

 

住み込み3つのメリット

  • ■家賃が無料もしくは格安で住居が手に入る
  • ■ある程度まとまった金額の貯蓄が可能
  • ■通勤時間が大幅に短縮

 

それでは、ひとつずつ解説します。

家賃が無料もしくは格安で住居が手に入る

前述のとおり、ほとんどの住み込み仕事では、家賃が無料もしくは格安で住居が借りられるようになっています。

 

自分で賃貸アパートを借りようとすれば、少なくとも6〜7万円、立地のよい物件なら10万円を超える家賃も珍しくありません。こうした支出を大幅にカットできるのが、住み込みで働く最大のメリットです。

 

住み込みの仕事に興味をもつ人の多くは、これまでのキャリアをいったんリセットして、新しい社会人人生に挑戦したいと考えています。しかし中途で転職をする場合、家賃や引っ越し代など、新居生活にかかる費用をいっぺんに捻出するのはなかなか大変です。

 

人材派遣業を営む私どものところにも、初期費用が準備できずに転職へ踏み切れない人の話が、本当によく入ってきます。

 

さいわい私どもスマートスマーツでは、会社借り上げの家具付き寮を、格安で貸し出す制度が整っています。引越し費用も当社負担です。しかも熱意があれば未経験者でも積極採用しているので、文字通りカバンひとつで新しい仕事に望めると、転職の相談者さまから大変喜ばれています。

 

もちろんいくら家賃を節約できても、労働環境や生活環境が合わないことも考えられるため、事前に十分調べたうえで選択することが重要です。

ある程度まとまった金額の貯蓄が可能

住み込みで働けば、比較的短期間で、ある程度まとまった金額の貯蓄が可能です。前述のとおり、会社から住居が格安で提供されるからです。さらに会社によっては、光熱費や食事の補助をしてくれることもあります。(スマートスマーツにも食事補助制度あり)

 

また住み込みの住居は、通常勤務先の近くにあることが多いです。徒歩や自転車での通勤がムリな場合は、交通費の補助や送迎をしてもらえるケースが多いので、どちらにしても交通費を大きく節約できます。

 

さらに、貯蓄をして金銭的な余裕ができると、頑張って働いてもっと貯蓄をしようというモチベーションが生まれます。そうすると当然仕事にもよい影響を与えるし、資格取得をして手当がつけばその分も貯蓄に回せるでしょう。

 

このように住み込みの仕事には、金銭面で大きなアドバンテージがあります。転職で生活を立て直したいと考えている人にとって、住み込みの求人はきっと大きなチャンスになるはずです。

 

◯携帯ショップ店員の年収については、以下の記事でお読みになれます

通勤時間が大幅に短縮

通勤時間の大幅な短縮は、住み込み仕事で働くメリットの一つです。都市部で働く、もしくは都市部を経由して通勤する場合、交通渋滞や電車の混雑は私たちに大きなストレスを与えます。その点住み込みなら、職場までの距離が近いので、ほぼノーストレスで通勤できるでしょう。

 

総務省のデータ※を調べてみると、全国で一番通勤時間の長い県は、往復1時間19分で神奈川県でした。もっとも通勤時間の短い宮崎県でも56分かかっています。

 

かりに住み込み寮からの通勤時間が往復10分だとしたら、全国の平均的な会社員と比べて、1日なんと1時間程度自由な時間が手に入るわけです。

 

その分だけ朝ゆっくりと過ごしてもいいし、アフター5に自己啓発や趣味など、ブラッシュアップの時間を確保するのもよい考えだと思います。

 

いずれにしても、住み込みの仕事は、通勤時間のストレスを大幅に減らせるのがやはり最高に嬉しいですよね。雨や雪の影響も最小限で済むし、5〜10分程度のんびり歩いて通勤すれば、精神的にも肉体的にもよい状態を維持できます。

 

※参考:統計局ホームページ/令和3年社会生活基本調査 47都道府県ランキング 『通勤・通学時間が長い!?ランキング』

家具や備品が揃っている場合もある

引っ越しの際は、冷蔵庫や洗濯機などの大きな家電を運ぶ必要があり、その分費用が高くなりがちです。

 

しかし、勤務先によっては、家具や家電があらかじめ備え付けられた住居が提供されることがあり、初めての一人暮らしでも安心して新生活をスタートすることが可能です。

 

引っ越し費用を抑え、必要最低限の荷物だけで移動でき、引っ越したその日から生活できる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

 

◯住み込みのメリットについては、以下の記事でお読みになれます


住み込み仕事のデメリット

住み込み仕事のデメリット

 

異業種への転職を希望していると、どうしても住み込みに淡い期待を抱きがちです。しかし、住み込みの仕事にだって当然デメリットは存在します。
 

  • ■オンとオフの切り替えがむずかしい
  • ■住環境の選択肢がほとんどない
  • ■ストレスや疲れを感じやすい

 

今回紹介する3つのデメリットにしっかりと目を通して、メリットと比較検討してください。

オンとオフの切り替えがむずかしい

住み込みで働くと、どうしても仕事とプライベートの区別をつけにくいものです。職場と自宅が近ければ、せっかくの休日なのに、ふとしたきっかけで仕事のことを思い出してしまうかもしれません。窓を開ければ、出勤日の同僚をみかけることだってあるでしょう。

 

なかでも、同僚が同じ建物に住んでいる場合は、要注意です。ほとんどの人は、オフの日くらい、会社のしがらみから離れて自由な時間を満喫したいと思っています。ところが、同じ建物に住んでいれば、同僚から食事に誘われることもしょっちゅうです。

 

先輩や上司に誘われれば、正直断るのにも勇気がいります。もちろん、悪いことばかりではなく、なにかあれば助けてもらえることも多いです。気持ちが落ち込んでいるときには、そういった仲間の存在は、本当に大きな支えになってくれます。

 

このへんは、うまく気持ちのバランスを取りながら、折り合いをつけていくしかありません。そのためには、なにかオンとオフを切り替えるルーティンを決めておくといいですね。

 

「仕事が終わったらすぐシャワーを浴びる」「食後は近所を散歩する」「週に何回かは街なかに出かける」など、なにかきっかけを決めておけば、自然とオンオフの切り替えができるようになるはずです。

住環境の選択肢がほとんどない

住み込みの住居は会社が提供してくれるため、住居に関する選択肢はほとんどありません。通常会社が借り上げたアパートやマンションが用意されていて、私たちができるのは、せいぜい空室のどこに入居するのかを選ぶくらいでしょう。

 

もし、どうしても駅近の豪華マンションや一軒家に住みたければ、自費で物件を探すことになります。当然、会社からの援助は受けられないと考えておくべきです。ただ用意された物件が、あまりにも自分の希望とかけ離れている場合は、正直ストレスが溜まると思います。

 

しかし、「部屋が狭くて窮屈」「都心部に住みたいのに寮が郊外にある」いくらこういった不満があっても、会社がわざわざ希望に沿った住居を用意してくれることはまずありません。企業の福利厚生費にも、限界がありますので。

 

もちろん、ほかにも物件を確保している可能性があるので、まずは会社と相談してみるのが一番です。

ストレスや疲れを感じやすい

前述のとおり、住み込み仕事では仕事場と生活空間が非常に近い関係にあるので、オンとオフの切り替えがなかなか大変です。

 

とくに1棟まるごと寮になっている場合、オフの時間も会社の関係者と生活をともにしなければなりません。それでも仲がよければまだよいのですが、気の合わない同僚や気難しい上司が一緒だと、24時間休みなしで、いつもなんとなく気分が重いです。

 

仕事場と生活空間が近いと、つい仕事に熱中してしまい、ワークライフバランスが崩れてしまうことも多いと聞きます。このへんも自分でうまく時間配分ができないと、ストレスにつながるし、なによりも体を壊してしまう原因にもなりかねません。

 

また住環境を重視するタイプの人にとって、おそらく与えられる住居のスペックは、とても満足できるものではないはず。料理が好きなのに、ミニキッチンのワンルームだったら、相当ストレスが溜まるでしょうね。

 

こういった住環境への不満については、先ほど「住環境の選択肢がほとんどない」でもお話ししたように、会社に相談するのが一番です。

 

◯住み込みのデメリットについては、以下の記事でお読みになれます

住み込み仕事の選び方とは

住み込み仕事の選び方とは

 

さまざまな職種の求人がある住み込みの仕事ですが、自分に合った仕事を見つけるためには、どのような選び方をすべきなのでしょうか。

 

こちらでは、住み込みの仕事の選び方についてお話していきます。住み込みの仕事を始めたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

職種で選ぶ

繰り返しお話している通り、住み込みの仕事にはさまざまな職種の求人が募集されています。

 

住み込みの仕事を始めたいとお考えの場合は、希望の職種を選んで応募してみるのもおすすめです。

 

体を動かすことが好きで、珍しい体験をしてみたいという方には、農家や酪農のお仕事をおすすめします。体力に自信がない方には、マンションの管理人などの求人もございます。 期間限定で働きたい場合でも、スキー場や海の家のスタッフなど、シーズンごとの求人がでています。

 

普通の仕事では体験できない経験ができることも、住み込みの仕事の魅力の一つです。ぜひ、興味が持てるお仕事を探してみてください。

勤務地で選ぶ

勤務地を基準に住み込みの仕事を選んでみることもおすすめです。

 

住み込みの仕事の場合、勤務地=居住地となることも少なくありません。勤務地の近くに社員寮があるため、普通ではなかなか住めないような都心部やリゾート地、温泉街などに住むこともできるのです。

 

逆に、都会の喧騒が苦手に感じる方などは、少し都市部から離れた場所に勤務地がある求人に募集することで、住みよい生活を送ることができるでしょう。

 

通勤時間を短縮することができ、なおかつ自分の希望する街に住むことができるという点も、住み込みの仕事の大きなメリットです。

寮タイプで選ぶ

住み込みの仕事は、その会社が提供する社員寮のタイプで選びましょう。住み込みの仕事と一口に言っても、住む場所のタイプはさまざまなのです。

 

自分に合ったタイプの寮でなければ、日々の生活で大きなストレスを感じてしまうかもしれません。住み込みの仕事を始める際は、求人情報をしっかりと調べあげ、面接のタイミングで住む場所に関する情報を確認してから入社するようにしましょう。

 

自分に合った寮に住むことができれば、快適に住み込み仕事を続けることができるはずです。

 

◯住み込み仕事の業界に関する内容は、以下の記事でもお読みになれます

住み込み仕事の寮タイプ3選

住み込み仕事の寮タイプ3選

 

住み込みの仕事の会社が提供する社員寮は、3つのタイプに分けることができます。こちらでは、それぞれの寮タイプの特徴について詳しくご紹介いたします。

 

寮ごとに長所や短所、注意すべきポイントが異なるため、それらについて入社前にきちんと知っておくことが大切です。住み込みの仕事や、社員寮に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

社員寮

最も一般的なタイプの寮が「社員寮」タイプです。勤務地の近くの団地に居住することとなります。

 

エアコン・トイレ・バス・キッチンが用意されており、一人部屋で鍵も付いている為、最低限のプライベートが保たれています。

 

一般的なマンション・アパートでの一人暮らし生活と近い形になりますが、同じ建物に住んでいるのは、同じ会社の社員なので、騒音などのトラブルにはより一層の注意が必要です。

 

また、会社によっては社員寮タイプであっても、一部屋に二人以上が生活する「相部屋」タイプであることもあるため、入社前に「一人一部屋」の完全個室が保たれているかどうかを確認すると良いでしょう。

借り上げ社宅

借り上げ社宅は、会社が賃貸契約している物件のことです。家賃は無料、または一部会社負担となることが多いため、生活費を節約したい方にはぴったりの条件であると言えます。

 

建物を会社が所有しているわけではないため、社外の人も入居しています。会社が複数の借り上げ社宅を有している場合には、希望する物件に入居することも可能な場合があるようです。

 

マンション・アパートタイプの住居に住みたいと考えの方は、借り上げ社宅タイプの社員寮が合っているでしょう。

併設住居

一般的に多くの方がイメージする住み込み仕事の居住場所となるのが「併設住居」タイプでしょう。併設住居とは、勤務地のすぐ近くに用意されている居住スペースのことを指します。

 

ホテルや旅館などの住み込み仕事の場合は、併設住居が社員寮となる場合が多いようです。勤務地と居住地がとにかく近いので、通勤時間を節約することができ、また交通費がかからない点は大きなメリットであると言えます。

 

勤務地と居住地の近さが気にならない方や、他者との生活に苦痛を感じない方などは、併設住居タイプの寮もおすすめです。

 

◯住み込み仕事の居住地に関する内容は、以下の記事でもお読みになれます

住み込み可能な職種

住み込み可能な職種
 

住み込み可能な求人を出している職種は特にどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、住み込み可能な職種を8つ紹介していきます。

ホテル・旅館のスタッフ

住み込みの仕事を探している方におすすめの1つが、ホテルや旅館のスタッフです。

 

特にリゾート地にあるホテルや旅館は、都市部から離れているため、通勤が難しいことが多く、住み込み可能な求人が豊富に見つかります。しかし、これらの求人にはリゾートアルバイトと呼ばれる短期雇用も含まれるため、長期的な雇用を希望する場合は、契約内容をしっかり確認することが大切です。

 

スタッフの仕事内容には、施設内の清掃や備品の補充といった業務が含まれます。
また、勤務日以外には周辺の観光地を楽しむことができ、旅行や観光が好きな方にとっては理想的な職場環境と言えるでしょう。

レストラン・カフェの店員

レストランやカフェなどの飲食店スタッフも、住み込み可能な求人を出している職種の1つです。

 

リゾート地だけでなく、都市部の店舗でもスタッフを募集していることが多く、自分に合った勤務地を選びやすいのが魅力です。また、住み込みだけでなく、食事付きの求人が多い点も大きな特徴です。

 

調理師免許がなくても、未経験者歓迎の正社員求人が多数あるため、資格を持っていない方や接客経験のない方でも挑戦しやすい環境が整っています。飲食店でのアルバイト経験がある場合は、採用時に有利になることもあるでしょう。

建物の管理者

住み込みの仕事を探している方には、建物の管理人という選択肢もあります。

 

この仕事は、単身者だけでなく、夫婦や家族で住み込み可能な求人も多く見られます。建物内に管理人室が用意されている場合、交通費や家賃、光熱費などの生活費を抑えることができ、節約や貯金を目指している方にも適しています。

 

主な仕事内容は、企業の社宅や寮、保養所の清掃や簡単な事務作業です。住み込みの管理人の募集は40代から60代の中高年が中心と言われがちですが、20代でも応募できる求人がありますので、幅広い年齢層の方にチャンスがあります。

農業関係

農業の仕事は、繁忙期に住み込みのアルバイトを募集することが多く、特に季節に応じた作業が中心となります。

 

仕事内容は、種まきや田植え、収穫作業などが一般的です。家族経営の農家では、働く場所の家族と同居し、寝食を共にするケースもあります。

 

作業時間は早朝や深夜に及ぶこともあるため、滞在場所の環境や1日の勤務スケジュールなど、細かな点を事前に確認しておくことが重要です。長時間の作業が伴うため、体力に自信がある方に向いている仕事と言えるでしょう。

介護職員

高齢者向けの老人ホームなどで働く介護職も、住み込み可能な求人があります。

 

ただし、勤務先の施設内に住むのではなく、会社が提供する社宅や寮に滞在するケースが多いです。

 

主な業務は、入所者の食事や入浴、排せつのサポートなど。介護職は慢性的な人手不足であるため、無資格や未経験者でも歓迎されることが多く、「介護職に興味はあるけれど、未経験だから不安…」という方にも挑戦しやすい環境が整っています。

工業の作業員(期間工)

工場での期間工も、住み込みの仕事を探している方におすすめです。

 

期間工は、工場内のライン作業やピッキングなどの軽作業から、重労働を伴う業務まで、仕事内容はさまざまです。期間限定で工場の繁忙期に住み込みで働くため、短期間で集中的に働きたい方には理想的な選択肢です。定期的に求人情報をチェックすると、募集のタイミングを逃さず応募できます。

警備員

住み込み可能な仕事として警備員の求人もあります。

 

警備員は、事件や事故を未然に防ぐための警戒や防止活動を行う仕事です。事前の研修で護身術や法令知識を学び、その後の業務に活かすことができ、初心者でも安心して挑戦できます。勤務先はオフィスビルや商業施設、工事現場などさまざまで、比較的危険の少ない現場で働くことも可能です。

 

また、住み込み可能な警備会社の寮は、セキュリティ対策がしっかりしている点も安心できるポイントです。

タクシーのドライバー

運転が好きな方には、タクシードライバーの住み込み求人があります。

 

タクシードライバーは中高年の方も多く活躍しており、長期にわたって働ける職業の一つです。

 

観光客が増加している地域ではドライバー不足が深刻なため、「即入寮OK」といった求人も見つかります。給料は基本的に歩合制で、乗客を送迎する回数が多ければ多いほど収入が増える仕組みです。特に人口の多い都市部では、住み込みで働くことで高い稼働率を維持しやすく、効率よく稼げる可能性があります。

住み込みで働く際の注意点

住み込みで働く際の注意点

 

住み込みの求人は、初期費用の負担なしで働けるチャンスです。そのチャンスをうまく活用できるよう、最後に住み込みで働く際の注意点を4点お伝えします。

家賃・住居の種類・福利厚生などを事前にチェック

住み込みで働く場合、住居や生活環境は非常に重要な要素となります。そのため、事前に家賃や住居の種類、福利厚生などをよく確認しておくことが大切です。

 

まず家賃に関しては、会社の援助額と自己負担額の割合をきちんと確認しておいてください。援助額は企業によって、大きく異なります。

 

全額負担してくれる会社もありますが、通常は自己負担金として数万円程度支払うケースが多いです。光熱費や駐車場代なども含めて、しっかりと確認しておきましょう。

 

また、住居の種類についても、一応おおまかなメリット・デメリットは押さえておくべきです。

 

たとえば社員寮や寄宿舎の場合、家賃はもっとも安く、食事や光熱費が無料もしくは格安で提供されることが多いです。ただし、大人数での集団生活になるため、プライバシーを重視する人は避けたほうがいいかもしれません。

 

賃貸住宅の場合は、出入り口が独立しているので、社員寮に比べてプライバシーは完全に確保できます。その代わり、寄宿舎よりも家賃の自己負担額は多くなるし、食事や光熱費に関しても自己負担がほとんどです。どちらにも一長一短があるので、自分のライフスタイルや予算に合わせてじっくりと検討してください。

 

なお会社によって、受けられる福利厚生は異なります。社会保険・通勤費・家族手当・育児援助・ジムなどの施設利用割引、どういった福利厚生がある会社なのか、合わせてしっかりと確認しておきましょう。

 

◯携帯ショップ店員の福利厚生については、以下の記事でお読みになれます

仕事とプライベートのバランスを取る

前述のとおり、住み込みの仕事は自宅と職場が近く、オンとオフの切り替えが非常にむずかしいです。だから、仕事とプライベートのバランスを取る意識がとても大切になってきます。

 

そのためにも、まず仕事のスケジュールを事前に確認し、自由に使える時間帯を明確にしてください。とくにシフト制を採用していて、夜間勤務がある場合は、生活のリズムがどうしても乱れがちです。

 

シフトが変わるごとに、プライベートな用事に支障をきたすようでは、結構なストレスを感じてしまいます。趣味や運動、資格の勉強といった自分磨きを検討中の方は、うまくスケジュールを調整していきましょう。

 

また、オンオフを切り替えるには、仕事に対するマインドを変えていく必要があります。仕事中は仕事のことだけを考え、その代わりプライベートでは極力仕事の話はしないといった、割り切りが非常に重要です。

 

たとえ、同じ建物に住む同僚と非常に親しい間柄だとしても、会社では節度をもって接するべきです。プライベートの関係を会社に持ち込むとよく思われないことも多いですし、オンオフを切り替えるためにも、仕事とプライベートは意図的にわけたほうがいいと思います。

同僚とのコミュニケーションを十分に取る

住み込みで働くと、人数の差こそあれ、同僚たちと一緒に生活する機会が増えます。社員寮ではなく借り上げアパートだとしても、たいてい住み込みで働く同僚が同じアパートに複数住んでいるものです。

 

そういう人たちと仲良くできれば、仕事とプライベート、両方の相談相手になってくれるかもしれません。もしかしたら、同じプロジェクトチームで働くことだってあるでしょう。人間関係を円滑にするためにも、同僚とは積極的にコミュニケーションを取るようにしてください。

 

まずは、積極的に話しかけることからはじめましょう。もちろん最初は緊張すると思いますが、これも慣れです。会話が増えれば、相手もフランクに対応してくれるようになります。会話が苦手な人は、趣味や興味のあることについていろいろ聞いてみると、相手も積極的に話しをしてくれるはずです。

 

ただし、前述のとおり、あまりプライベートに踏み込み過ぎると、嫌がられる可能性もあります。これは自分に置き換えてみれば、よくわかりますよね。むずかしいとは思いますが、相手のプライバシーを尊重しつつ、タイミングをみてじょうずにコミュニケーションを取っていきましょう。

マナー違反や情報漏えいに注意する

住み込みで働く場合、周囲の目線は「あなた=会社」です。たとえプライベートな時間であっても、会社の借り上げた住宅に住んでいる限り、あなたがなにか法律やルールを破れば会社が非難されてしまいます。

 

法律は当然として、気をつけたいのは、賃貸アパートのルールです。「ゴミ出しの日をきちんと守る」「共有部では静かにする」「自室でも騒音に気をつける」「自転車や車の駐車マナーを守る」など、他人が一緒に住む賃貸住宅では、守るべきマナーが数多くあります。

 

とくに騒音問題は、人間関係を壊す最大の原因です。同僚と親しくなると、室内で一緒に飲食をしたりゲームをしたりと、つい大声を出してしまう状況がよくあります。「あの会社の社員はマナーが悪い」といわれないように、気をつけましょう。

 

また、住み込みの仕事をするなら、情報漏えいにも注意が必要です。たとえば、近所へ同僚と飲みにいき、そこで会社の話をしているうちに、うっかり重要事項を漏らしてしまった。なんてことがあれば、場合によっては、賠償問題に発展することだってあり得ます。

 

さすがにSNSで機密を漏らす人はいないと思いますが、ご近所だとつい気を抜いてしまうこともあるでしょう。でも、前述のとおり、あなたは会社の看板を背負って、そのエリアで生活しているのです。そのことを、どうか決して忘れないでください。


住み込み仕事の求人情報の探し方

住み込み仕事の求人情報の探し方

 

よい住み込みの求人を探すには、一般的な求人と少し違ったコツが必要です。最後にこのセクションでは、住み込みの求人情報の探し方を4つ紹介します。気になる方法があれば、まずはその方法で積極的にリサーチしてみてください。

インターネットの求人サイトの活用

住み込みに限らず、仕事を探そうと思ったら、「Indeed」や「リクナビ」のようなインターネットの大手求人サイトをチェックする人は多いと思います。業種や地域、勤務形態など、さまざまな条件から求人情報を絞り込めるので非常に便利です。

 

もちろん、こういった大手求人サイトでも、「住み込み」と入力すれば、住み込みの求人情報が出てきます。ただし、こういった大手サイトのメインターゲットと住み込みというキーワードにはズレがあるため、情報量はそれほど多くありません。

 

その場合は、「住み込み求人ナビ※」のような、住み込み求人情報が多めに掲載されているサイトを利用しましょう。住み込みに特化しているだけあって、「個室寮あり」「カップル・夫婦入寮OK」「未経験OK」など、住み込みに関連する条件を細かく設定できるのが魅力です。

 

求人情報は頻繁に更新されるので、定期的にチェックをして、よい情報があったらすぐに問い合わせできるように準備をしておいてください。

 

※参考:住み込みの仕事求人・アルバイト・正社員

地元の公的機関に相談

住み込みに限らず、地元で転職を検討する際には、ハローワーク(公共職業安定所)に相談する人が多いでしょう。気軽に情報を閲覧できるし、職員にさまざまな相談も受けてもらえます。(インターネット検索※1も充実しています)

 

なにより、ハローワークは公的機関なので、詐欺的な仕事を紹介される危険性が少ないのも安心です。

 

住み込みの仕事を探している場合は、閲覧だけでなく、ぜひ職員に直接相談してください。年齢・経験・資格の有無・体調・そのほかこまかい事情までを考慮に入れて、親身にあなたに合う仕事を探してくれるはずです。

 

もし短期間の住み込み仕事を探しているなら、自治体による「地域おこし協力隊※2」なども候補に入ってくるかもしれません。地域おこし協力隊とは、過疎地域に移住して、地元名産品のPRや販売・農林水産業への従事などをおこなう制度です。

 

自治体ごとにこまかい条件は異なるものの、住居費は自治体が負担してくれる案件も数多くあります。残念ながら任期は1〜3年と短期間で終了してしまいますが、地方で実力を発揮してみたい人は、検討の余地は十分にあると思います。

 

※1:ハローワークインターネットサービス
※2:総務省|地域力の創造・地方の再生|地域おこし協力隊

直接企業に問い合わせる

もし、特定の業種や企業で働きたいという明確な希望があるなら、直接企業に問い合わせるのも悪くない方法です。

 

企業の公式サイトをみれば、必ず「採用情報」といった項目があります。問い合わせフォームから、メールや電話でコンタクトを取れば、企業からなんらかのリアクションがくるはずです。

 

ただし、直接応募にはデメリットも存在することをきちんと理解したうえで行動しないと、あとから後悔する可能性もあります。まず直接応募の採用率は、正直いって、一般的にかなり低いです。

 

また、リクルートのやり方や雇用条件でトラブルがあっても、仲介者がいないのですべて自分で対応しなければなりません。その点、転職サイトや転職エージェントに依頼すると、いろいろな面で仲介してくれるので、安心して転職活動に臨めます。

 

少しネガティブな話になってしまいましたが、担当者とメールなどを通じて直接コンタクトが取れるというのは、直接応募の大きなメリットです。礼節を守った態度で臨み、かつ自分の熱意や強みをうまくアピールできれば、一気に採用の確率はアップします。

 

もし希望する企業の求人が求人サイトに掲載されていなければ、直接応募を検討してみる価値は十分にあります。

ソーシャルメディアの活用

ひと昔前までは、採用の場といえば、就職説明会・求人サイト・ハローワーク・直接応募が当たり前でした。

 

しかし今は、FacebookやWantedlyのような、ソーシャルメディア(SNS)を活用する企業が激増しています。こういったSNSを利用した求人活動を、「ソーシャルリクルーティング」といいます。

 

ソーシャルリクルーティングで求職者がやることは、大きく以下の2パターンです。

 

  • 1.ビジネスSNSでオファーを待つ
  • 2.自分から応募する

 

1のパターンで有名なのは、WantedlyやLinkedInといったビジネス特化型SNSでしょう。ビジネス特化型SNSでは、自分のプロフィールやスキル・資格・職歴などを掲載し、企業からのオファーを待つスタイルが一般的です。(自分から応募も可能)

 

2のパターンは、FacebookやTwitterのような、普段私たちがよく利用するSNSを使った転職活動になります。前述のとおり、たくさんの企業がSNSで求人情報を発信しているので、「#中途採用」「#◯◯職募集」のようにハッシュタグを使い、自分から欲しい転職の情報を探していくわけです。

 

なお、自分のSNSアカウントで転職に関する情報(希望職種やスキルなど)を発信していれば、知人から紹介してもらえる可能性があります。うまくいけば、企業のスカウトもあり得るので、ぜひ積極的に挑戦してみてください。

住み込みの仕事で就職・転職を成功させるためのポイント

住み込みの仕事で就職・転職を成功させるためのポイント

 

住み込みの仕事への就職・転職を成功させるためには、自分の希望の条件に優先順位をつけ、しっかりと情報を収集するなどのポイントがあります。

 

ここでは、成功するためのポイントを3つ紹介していきます。

希望条件の優先順位を設定する

住み込みの仕事に限らず、仕事を選ぶ際には、自分の希望条件に優先順位をつけることが、就職や転職を成功させるポイントです。

 

時給、勤務地、職場の雰囲気など、企業に求める条件をまずはすべて書き出しましょう。その際、最も重視する条件や妥協できるポイントを明確にしておくことが大切です。希望する条件が多ければ多いほど、それらすべてに合致する求人は少なくなってしまいます。

 

希望条件はある程度絞り込み、順位をつけておくことが成功への近道となります。

気になる求人はしっかりと情報を収集する

気になる求人を見つけたら、すぐに応募するのではなく、まずは丁寧に情報収集を行いましょう。

 

十分な情報を集めずに働き始めたり、『住み込みの正社員ならどこでもいい』と安易に決めてしまうと、後から後悔する可能性があります。

 

給与や支払い形態、企業の理念、ワークライフバランスが取りやすいかどうかも重要なポイントです。多角的に情報を集めることが、就職・転職活動を成功させる秘訣でしょう。

就職・転職エージェントの相談を活用する

住み込みの仕事をスムーズに進めたい方には、就職・転職エージェントを活用するのが非常に効果的です。

 

エージェントとは、民間企業が提供する就職支援サービスのことで、専任のアドバイザーが一人ひとりに寄り添いながらサポートしてくれます。

 

◯携帯販売員が転職先として有望な4つの理由、以下の記事でもお読みになれます

まとめ

本文中でもお話したように、住み込みは新しい社会人人生を手に入れる大きなチャンスです。これから転職を検討中の方は、まず今回お伝えしたメリットとデメリットをしっかりと比較してください。

 

そして、メリットがデメリットを上回ると確信できたら、ぜひ住み込みの仕事に積極的にアプローチしていただければと思います。

 

なお、私どもスマートスマーツは、携帯販売員の人材派遣をおこなう会社です。格安で入寮できる借り上げ住宅もありますし、引越し費用なども全額会社が負担します。スーツ代などの支給補助や給料の日払い制度もあるので、本当に初期負担ゼロで転職が可能です。

 

未経験者も積極採用していますので、転職を考えている人は、ぜひお気軽にご相談ください。あなたの転職を全力でサポートいたします。

 

》》福利厚生・働く環境 | 名古屋の携帯販売専門の人材派遣会社 | 株式会社スマートスマーツ

ワークスタイル|2023.02.28

 
寮付き正社員大募集