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携帯ショップ正社員の面接で知っておくべき4つの注意点とは

記事の監修

石川博幸(いしかわひろゆき)

2014年から携帯電話販売業界に参入、各家電量販店やショップにて販売、営業を行い、店舗にて新人教育や目標に向けてのコンサルティングなどしておりました。これまでの経験を活かし携帯キャリアのマネージャーとして複数店舗実績の向上に努めておりました。大手キャリアの優良事例賞などで最優秀賞等の実績がありお客様からもお褒めの声を多数頂いておりました。大手家電量販店での携帯電話販売にも関わり、マネジメントディレクターとしても活動。

携帯ショップ正社員の求人では、未経験者でも積極的に採用されるケースが多いです。採用後の研修と実務を通して業務を学んでもらうのが前提なため、これまでのキャリアやスキルはあまり重視されません。

 

ただし、携帯ショップの仕事は、お客さまと直に触れ合う接客業です。明るく相手を不快にさせない人柄が、なによりも求められます。

 

これから面接を受けるあなたは、短い面接時間のなかで、「いかにあなたが採用に値する人物であるか」を、面接官にしっかりとアピールしていかなければなりません。

 

そこで当記事では、携帯ショップ正社員の面接で知っておくべき4つの注意点を、紹介していきます。また、面接時に必ず聞かれる内容についても解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

 

携帯ショップ正社員の面接で必ず聞かれること&対策

携帯ショップ正社員の面接で必ず聞かれること&対策

 

携帯ショップ正社員の面接で質問される内容は、ある程度決まっています。本来は質問に対して、その場で考えをまとめながら回答するのがベストでしょう。しかしほとんどの人は、なんの準備もなしに、満足のいく回答はできないものです。

 

携帯ショップ正社員の座を勝ち取りたいなら、必ず質問に対する回答を準備しておきましょう。今回は、とくによく聞かれる内容を4つピックアップして、回答のポイントを解説します。

 

【携帯ショップ正社員の面接で必ず聞かれる4つの質問】

 

  • ■ 携帯ショップを選んだ志望動機
  • ■ 前職の退職理由
  • ■ スマホや携帯についての意見や想い
  • ■ 自己PR

 

ひとつずつ解説します。

携帯ショップを選んだ志望動機

職種を問わず、正社員の面接時には、必ず志望動機を確認されると思ってください。面接官にとって、志望動機は応募者のやる気や対応力を判断する重要な質問です。

 

志望動機を聞かれたら自信をもって回答できるように、前もってきちんと準備をしておきましょう。その際に、とくに留意しておくべきポイントは、以下の3点です。

 

  • ■ 入社後にどのように働いていくか、入社後のビジョンを伝える
  • ■ 前職の悪口など、マイナスな発言は厳禁
  • ■ ウソは絶対にNG

 

正直なところ、面接官は採用者に特別なスキルを求めていません。その代わり入社後に一生懸命頑張ってくれそうな、そういうやる気の感じられる人を採用したいと、切実に願っています。

 

だから、悪口・愚痴・言い訳といったマイナスな発言は一切NGです。そういう意味では、「転職しやすそうだから」「待遇がよさそうだから」といった内容も、避けるべきでしょう。

 

いくら本音とはいえ、こういった内容を面接で発言すれば、決してプラス評価にはなりません。逆に「もっと条件のよい会社があれば、また辞めそうだな」と思われてしまうのがオチです。

 

自分の回答を聞いて面接官がどう感じるか、そういう視点で、自分の志望動機を考えてみてください。

前職の退職理由

前職の退職理由は志望動機同様、相手にマイナスなイメージを与えかねない、とてもやっかいな質問といえます。というのも、退職理由を正直に伝えようとすると、どうしてもネガティブな内容になってしまうからです。

 

不満や愚痴を聞かされた面接官は、「せっかく採用しても、また前職みたいに辞めてしまうのではないか」という不安を抱きます。「残業が多すぎる」「上司と折り合いが悪かった」など、なんらかの不満があって退職したのは、もちろん面接官も先刻承知です。

 

それでも好印象を与える人は、結局、伝え方がうまいのでしょう。こういう人は、面接官が不満や愚痴と感じないよう、退職の理由を見事に説明していきます。

 

ポイントは、「今後どう働いていきたいか」という入社後のビジョンを、前面に打ち出せるかどうかです。

 

かりに「製造業の仕事内容がつまらなかった」というのが本音だったとしたら、「前から興味のあった携帯販売の仕事を通じて、直接お客さまの喜ぶ顔がみたい」と言い換えてみたらどうでしょう。このように伝え方さえ工夫できれば、相手にマイナスな印象を与えずに済みます。

スマホや携帯についての意見や想い

携帯ショップの面接では、スマホや携帯についての意見や想いを聞かれるケースが非常に多いです。面接官は、別にあなたの専門知識の有無を知りたいわけではありません。

 

スマホが好きか、また事前に業界の研究をおこなっているかどうか、携帯販売業界で働く熱意を測っているのです。

 

もし「5Gが携帯販売業界に与える影響について」スラスラ答えられる人材がいれば、間違いなく高い評価を受けるでしょう。話す内容ではなく、すぐに回答できるだけの準備をきちんとしてきている、その熱意が高く評価されるわけです。

 

もちろん現時点において、あなたは携帯販売のプロではありませんから、あまりむずかしく考える必要はありません。スマホの新機種情報・新しい料金プランの比較など、ニュースや雑誌をみてトレンドを掴んでおけば、それで十分対応できるはずです。

自己PR

厳密にいうと質問ではありませんが、自己PRも必ず面接時に要求されます。企業が自己PRで知りたいのは、大きく以下の2点です。

 

  • ■ 面接者の性格や思考性が自社にマッチするかどうか
  • ■ 面接者の強みが会社にどのようなメリットをもたらしてくれるか

 

自己PRとは、いうなれば、あなたの長所のこと。でも前述のとおり、携帯ショップの正社員面接では、過去の実績や強みをそれほど重視していません。それよりも大事なのは、その長所を磨き上げる過程で、どのように努力してきたかです。

 

自己PRを通して面接官にそういう「努力体質」を感じてもらえれば、きっと「入社後も努力をして会社に利益をもたらしてくれそうだ」と判断してもらえるでしょう。

 

なお、もし実績をアピールしたいなら、やりすぎは禁物です。PRしすぎて反発されないように、あくまでも採用の判断材料として、謙虚に伝える意識をもってください。


携帯ショップの面接官に好感を与える「志望動機」は、どうやって書けばいい?

携帯ショップの面接官に好感を与える「志望動機」は、どうやって書けばいい?

 

よくある質問への対応をご理解いただいたところで、今度はもっとも重要な「志望動機」の書き方のポイントを3点ほど解説していきます。

志望動機は「具体性」がポイント

これまで何人もの面接をしてきた面接官は、ネットで調べた例文をつなぎ合わせたそれらしい志望動機など、一発で見抜いてしまいます。面接に関するサイトや書籍など、だいたい指導している内容は一緒ですからね。

 

そういうベテランの面接官にきちんと評価してもらうには、志望動機の具体性がポイントになります。

 

たとえば、普段からスマホが好きで、色々と研究しているとしましょう。その場合、「スマホ好きなので、スマホを扱う携帯ショップで働きたいと思いました」という内容だけでは、正直厳しいと思います。なぜなら、この志望動機からは、応募者の具体的な行動がまったくみえてこないからです。

 

もしこれが、「大手キャリアの料金プランを普段からチェックしており、その知識を活かして、お客さまの役に立ちたい」という感じの内容なら、おそらく高い評価を受けるでしょう。携帯販売の仕事に就くために努力しているあなたの姿が、容易にイメージできますので。

 

このように、志望動機には具体性が不可欠です。志望動機を考える際には、常に具体性を意識してください。

面接官は前職のことを気にしている

前にも述べたように、前職についての言及には、少々気を配る必要があります。面接官は、やはり「どうして前の会社を辞めたのか」を気にしていますから、退職の理由をうまく伝えて安心してもらわなければなりません。

 

間違っても、「会社の対応が気に入らなくて……」なんて、いわないでくださいね。もし以前の会社に実際問題があったとしても、グッと心に留めておきましょう。ネガティブな退職理由であればなおさら、うまくオブラートに包んで、前向きな内容として伝えてください。

 

それと同時に面接官は、前職での話のなかから、あなたの人柄や仕事に対する考え方を探ろうとしています。「前職ではどのような意識で働いていたか」「前職での経験を今後どのように活かしていきたいか」を、しっかりと伝えられるようにしておきたいですね。

 

また前向きな内容にしようとして、あまり前職を褒めすぎると、かえって逆効果な場合があります。「それほど前職がいいなら、辞めなきゃいいのに」と思われてしまうことのないように、あくまでも過去のこととして、冷静に対応しましょう。

志望動機作成のポイントを紹介

志望動機の具体例については、別記事で詳しく紹介しています。詳細はそちらの記事を確認していただくとして、ここでは志望動機作成のポイントを、あらためてまとめておきます。

 

  • 1:入社後どのように貢献できるかをアピール
  • 2:基本的にウソは書かない
  • 3:ネガティブな言葉は絶対NG
  • 4:業界と携帯ショップについて下調べをしておく
  • 5:携帯販売員に求められる資質を理解したうえで書く

 

ここまで何回も繰り返しお話ししてきましたが、志望動機ではとにかく「入社後どのように貢献できるか」が、もっとも重要です。あなたが不安なのと同様に、採用する側もあなたの採用に大きな不安を抱えています。

 

いったん採用すれば、多少問題があっても、簡単には辞めさせられません。また反対に、せっかく採用したのに短期間で辞められたら、会社としても大きな損失です。そういった面接官の不安を吹き飛ばす志望動機となるように、とにかく知恵を絞ってください。

 

正社員として携帯ショップに採用してもらうには?面接時の注意点

正社員として携帯ショップに採用してもらうには?面接時の注意点

 

最後に、正社員として携帯ショップに採用してもらうための、面接時の注意点を3点ほど紹介します。

 

  • まずは身だしなみを整える
  • ハキハキとした応対が重要
  • 待遇についての過度な質問は控える

 

上記は、文章にすると当たり前に感じますが、実際には案外できていなかったりするものです。いちど冷静に、自分の対応をチェックしてみてください。

まずは身だしなみを整える

いうまでもなく、携帯ショップの仕事は、お客様と直に接する接客業です。当然、お客さまに不快感を与えない清潔感が求められます。したがって、携帯ショップ正社員の面接ともなれば、当然身だしなみは厳しくチェックされていると思ってください。

 

といっても、ブランド物の高いスーツや高級腕時計は必要ありません。汚れやシワのない洋服なら、値段が安くても全然OK。逆にお客さまへ威圧感を与えないように、派手なブランド品は避けるべきです。

 

また男性の場合、案外気になるのが、スーツのサイズです。実際のあなたは元気で活発だとしても、体型に合っていないスーツは、どうしても不健康で不活発な印象を与えてしまいます。

 

今は比較的安価にスーツを購入できるので、もしサイズに問題がある場合は、思い切って新調してみてはどうでしょうか。

 

なお今回は洋服を中心に解説しましたが、髪の毛の長さや色、男性であればヒゲや爪の処理なども非常に目立ちます。面接官へ好印象を与えるように、普段からきちんと手入れをしておきましょう。

ハキハキとした応対が重要

携帯ショップで働く人は、いうなれば携帯ショップの顔です。あなたの接客態度をみてお客さまは、そのショップ全体を評価します。

 

あなたがお客さまなら、どういう店員に応対してもらいたいですか?

 

やはり、明るくハキハキと対応してくれる人に、担当してもらいたいと思うはずです。であれば、面接の際も、そういう態度で臨んでください。笑顔を絶やさず、面接官の質問には、ハキハキと的確に答える。そうすれば、あなたが採用される可能性は、大きくアップするでしょう。

 

ただしいくら対応がよくても、中身がなければ残念ながら評価はされません。今回紹介したように、志望動機や自己PRの準備をしっかりとおこなってください。

 

◯ 携帯ショップで働く人の適正については、以下の記事でもお読みになれます

待遇についての過度な質問は控える

給与額・勤務時間・休日日数などの待遇面について、こちらから積極的に話題にするのは、一般的に面接のタブー行為とされています。とはいえ、誰だって、待遇面は気になりますよね。

 

こういった話題については、相手に切り出すタイミングと聞き方がポイントです。

 

まずタイミングですが、あまり早く待遇面の質問をすると、「待遇のことしか考えていないのか」と思われてしまう危険性があります。

 

もし面接官から待遇についての説明があれば、そのあとに質問するのがスムーズだと思います。最後まで待遇についての説明がない場合は、当然最後の質問タイムで確認するしかないでしょう。(もちろん、待遇の質問だけするのはNGです)

 

その際、「給料はいくらですか?」とダイレクトに聞くのは、オススメできません。「仕事のイメージを把握したいので、勤務日数や勤務時間など、大まかな勤務条件を教えていただけないでしょうか?」のように、あくまでもさりげなく確認するのがスマートだと思います。

 

とはいえ、労働条件が不明瞭なまま採用となると、あとからトラブルに発展しかねません。待遇の確認は当然の権利ですから、そこは勘違いしないようにお願いします。


まとめ

携帯ショップの正社員として面接を突破するには、とにかく事前の準備がすべてです。なんの準備もなしに面接を受ければ、まともな応対ができず、おそらく「準備もできない熱意のない人」と判断されてしまうでしょう。

 

とはいえ、準備はそれほどむずかしいものではありません。今回紹介したポイントを踏まえて面接に臨めば、必ずよい結果を手にできるはずです。

 

なお、私どもスマートスマーツでは、携帯ショップで働く正社員を随時募集しています。携帯ショップでの仕事に興味のあるかたは、どうぞお気軽にご相談ください。

ワークスタイル|2022.05.31

 
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