携帯販売で身につくスキルは？あれば役立つスキルも紹介

携帯販売の仕事に就きたいと思っていても、知り合いから「携帯販売の仕事をしたって、なんのスキルも身につかないよ」などといわれたら、なんだか働く意欲が削がれてしまいますよね。

 

でも、本当に携帯販売で身につくスキルは、なにもないのでしょうか？

 

イヤイヤ、まったくそんなことはありません。携帯販売員としてお客さまと接するうちに身につくスキルは、ほんとうにたくさんあるんです。

 

今回の記事では、携帯販売の仕事で身につくスキルと、事前に習得しておくと携帯販売の仕事に役立つスキルの両方を、わかりやすく紹介していきます。

 

最後までお読みいただき、携帯販売の仕事に少しでも自信とやりがいを感じていただけたらさいわいです。それでは、はじめていきましょう。

 

携帯販売を経験すると、こんなスキルが身につく

 

冒頭でもお話ししましたが、携帯販売の仕事を通して身につくスキルは、本当にたくさんあります。携帯販売に限定して役立つものから、ほかの業種に転職しても役立つ普遍的なスキルまで、携帯販売の仕事はこまかいスキルのうえに成り立つ素晴らしい仕事です。

 

この章では、携帯販売員として身につく代表的なスキルを、5つほどピックアップして解説していきます。

 

• ・接客業としてのマナーやエチケット
• ・お客様の話を聞くコミュニケーション力
• ・プレゼンやクロージングといった提案力
• ・携帯やプランの知識
• ・こまかいことを気にしすぎないスルー力

 

それでは、ひとつずつ順番に解説します。

接客業としてのマナーやエチケット

 

携帯販売は、店頭に来店してくれたお客さまと、対面でやり取りをする「接客業」です。　後述する携帯機種やプランに関する知識も大事ですが、お客さまに不信感を与えない最低限のマナーやエチケットが、なによりも重要になります。

 

とはいえ、もし現段階で、自分のマナーに自信がなくても大丈夫。どの携帯ショップでも、雇用が決まっていきなり店舗に配属するようなことはありませんので、安心してください。

 

参考までに弊社の場合は、職場で必要なマナーやエチケットに関する研修を、勤務前に座学形式で実施しています。ここで必要なマナーを身につけたら、あとは実際にお客さまとのコミュニケーションを通じて、より高いレベルの接客マナーを身につけていけばいいのです。

お客様の話を聞くコミュニケーション力

 

携帯販売の仕事を長く続けていると、驚くほどコミュニケーション力がアップします。

 

前述のとおり、携帯販売員は、来店したお客さまの応対がメインの仕事です。最適な機種やプランを提案するためには、家族構成や利用状況・場合によってはお金に関することまで、相手から聞き出す必要があります。

 

ところが来店するお客さまの場合、自分がどういう使い方をしたくて、どんなプランを選べばいいのかをあまりわかっていないことが多いのです。また初対面の相手から、情報を引き出すむずかしさもあります。

 

それでも情報がなければ話は進みませんから、頑張って少しずつ相手から必要な情報を引き出していきます。コミュニケーションが苦手な人にとって、慣れるまでは正直なかなか骨の折れる作業かもしれません。

 

ただ、こういった対応を毎日何人も繰り返すうちに、自然とコミュニケーション力は磨かれていきます。いったんコミュニケーションのコツを掴んでしまえば、あとはこっちのものです。ここで身につけたコミュニケーション力は、きっと一生の財産になるでしょう。

 

◯ 携帯販売で身につくスキルについては、以下の記事でもお読みになれます

プレゼンやクロージングといった提案力

 

プレゼンやクロージングといった「提案力」が身につくのも、携帯販売員として働く大きなメリットのひとつでしょう。

 

来店するお客さまは、基本的に携帯電話を必要としている人ですから、新規購入なり契約変更なり、なんらかの契約は発生するのが普通です。

 

ただし前述のとおり、お客さまの多くは、自分に必要なものをよくわかっていません。そのため、こちらから積極的に「最適な機種やプラン」をプレゼンしていかないと、よい契約にはなかなか結びつかないのです。

 

デキる携帯販売員は、的確なアドバイスができるのは当然。さらに、どこかでお客さまの背中を押してあげる「クロージング力」がなければ、お客さまはなかなか決断してくれません。なんといっても、ガラケーの時代と違い、スマホやタブレットは高額ですからね。

 

でもこういった能力も、「相手に最適な提案をして、欲しいと思う気持ちの後押しをする」こういう「お客さま目線の意識」をもって働けば、自然と身についてきます。

携帯やプランの知識

 

当たり前の話ですが、携帯販売員は携帯やプランに精通していないと仕事になりません。お客さまに「私の場合、どのプランが一番オトクなの？」と聞かれて、即答できないようでは、最悪ほかのお店に逃げられてしまいます。

 

少々大げさな表現をしましたが、携帯販売員として店舗に立つ頃には、知識がなくて説明ができないということは決してありませんので、安心してください。

 

以前説明したように、携帯販売員は事前研修の受講が必須です。そういった事前研修では、接客マナーだけでなく、配属先で扱う商材やプラン・コンプライアンスに至るまで、みっちりと勉強していきます。

 

もちろん、実際にお客さまとやり取りをする過程で、事前研修だけではわからないこともたくさん出てくるでしょう。でも大丈夫です。弊社の場合でいえば、勤務がはじまってからも、継続してフォロー研修が用意されています。

 

もしわからないことがあればどんどん確認して、今度はあなたが後輩に指導できるように、ステップアップしていきましょう。

こまかいことを気にしすぎないスルー力

 

携帯販売の仕事をしていると、よくも悪くもこまかいことを気にしない「スルーする力」が身につきます。

 

携帯に関するトラブルは、ドコモやauといったキャリアショップでしか、基本的に対応できない決まりになっています。ただ実際にトラブルが発生したお客さまは、まず購入したショップに問い合わせてくるケースが多いです。

 

穏やかに相談してくれればよいのですが、なかにはトラブルのイライラを販売員にぶつけてくる人もいます。

 

販売員もプロとはいえひとりの人間ですから、理不尽なクレームを受けたときなどは、気分が落ち込むときもあるでしょう。これは、携帯販売に限らず、どんな仕事でも同じだと思います。

 

あるいは、自分のミスでクレームを受けるときだってあるでしょう。こういうときって、本当に落ち込みますよね。

 

しかし、前述のとおり、私たち携帯販売員は接客のプロです。落ち込む前に、お客さまの問題をできるだけ速く解決しなければなりません。

 

「落ち込む前に、まずは冷静な気持ちでお客さまのために行動する」こういう気持ちになれたら、もうあなたは立派な携帯販売員です。

あると重宝する、携帯販売に役立つオススメのスキル

 

ここまでは、携帯販売の仕事で身につくスキルを紹介してきました。今度は、もしあると携帯販売の仕事に役立つスキルを、3点紹介します。

 

• ・スマホなどガジェット類に対する知識
• ・基本的なPCスキル
• ・部下を育成した経験

 

順番に解説していきます。

スマホなどガジェット類に対する知識

 

以前別記事でも紹介したとおり、ガラケーはすっかり姿をみなくなり、今や約93%もの人がスマートフォンを使用している時代です。さらに、読書や動画視聴・ゲームなども、PCではなく、タブレットを使用する人が増えています。

 

つまり携帯ショップに訪れる人も、スマホとタブレットの購入・プラン契約を目的にしているわけで、そういったガジェット類の知識があれば、携帯販売の仕事に役立つのは間違いありません。

 

また契約の際には、特典として独自のアプリの使用を義務づけているケースもあり、ソフトの知識も求められてきます。そのほかにも、Wi-Fiやケーブル・保護ケースといった周辺機器類についても、お客さまはとにかくなんでも質問してくると思っておくべきです。

基本的なPCスキル

 

これは別段携帯販売に限ったことではありませんが、基本的なPCスキルがないと、やはり仕事にならないケースが多々あります。

 

携帯販売の仕事といえば、多くの人が「スマホを販売する接客的な仕事」をイメージするでしょう。たしかにスマホやタブレットの販売は携帯販売員の重要な仕事ですが、それはあくまでも仕事の一部でしかありません。

 

じつは携帯販売員がおこなう仕事の半分は、「契約業務」「在庫管理」「発注業務」といった、事務処理です。

 

PCではなくタブレットが使われるケースも増えましたが、いずれにせよ、「書類作成」「ファイル管理」「プレゼンや販促資料の作成」「ビジネスチャットなどの使い方」に精通しておいて損はありません。

 

とくに管理的なポジションでの仕事を将来的に希望しているならば、ぜひ入社前に基本的なPCスキルを身につけておいてください。

部下を育成した経験

 

部下を育成した経験がもしあれば、将来的にとても役立つと思います。入社後しばらくは現場勤務なので、育成経験は直接関係ないかもしれません。

 

ただ勤続年数が長くなり、後輩に指導する役割が増えてくると、育成経験があなたの業務を大きく手助けしてくれるはずです。

 

また雇用企業側としても、新人育成の能力をもつ社員がいれば、非常に助かります。会社の状況次第では、将来マネージャーや人材育成トレーナーといった管理職に進む道も視野に入ってくるでしょう。

 

もし育成や管理の経験があるなら、ぜひ雇用先にアピールしておくのをオススメします。

こんな人は携帯販売の仕事に向いている

 

スキルについて知っていただいたところで、最後に携帯販売の仕事に向いている人の代表的なタイプを紹介しておきます。

 

• ・なによりも接客が好き
• ・営業の意識をきちんともっている
• ・トラブル対応もなんのその、いつも笑顔の明るい性格

 

上記に当てはまる人は、まさに携帯販売が天職です。将来的な転職も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

なによりも接客が好き

 

前述のとおり、携帯販売は立派な接客業です。スマホやタブレットの知識云々以前に、「人と話すのが好き」「なによりも接客が好き」ならば、それだけで十分携帯販売員の資格があります。

 

なかでも携帯ショップには、携帯の知識が少ない高齢者や家族連れがよくいらっしゃいます。そういう人たちにとっては、あなたの笑顔と丁寧な接客が、知識などよりもよほど重要なのです。

 

もちろんなかには、明るく元気ではなく、静かで落ち着いた対応を望むお客さまもいるでしょう。その場合は、臨機応変に対応すればいいだけです。そういった見極めができるのも、接客が好きだからこそだと思います。

 

ということで、接客が好きな人は、ぜひ携帯販売の仕事を真剣に検討してみてはいかがでしょうか。

 

◯ 携帯販売員の適性については、以下の記事でもお読みになれます

営業の意識をきちんともっている

 

携帯ショップで働いている限りは、大なり小なり「販売目標」いわゆるノルマの影響からは逃れられません。

 

あまり知られてはいませんが、多くのショップはソフトバンクのようなキャリアが直接経営しておらず、いわゆる代理店として営業しています。

 

代理店の収入体系としては、携帯販売時の手数料や携帯キャリアからのロイヤリティなどがあげられます。つまり、携帯販売店の多くは、目標とする販売数のクリアーをとても重視しているということです。

 

したがって、「毎月◯◯台は必ず販売をしていきたい」という営業意識をきちんともっている人は、やはり企業からとても重宝されます。

 

もちろん、携帯電話がある程度普及した現在の日本で、無茶なノルマを課してくる会社はいまどきほとんどないので、その辺は安心してください。

トラブル対応もなんのその、いつも笑顔の明るい性格

 

スルー力でもお話ししましたが、トラブル対応でもドッシリ構えて、いつも明るくて元気な人は、携帯販売の仕事にピッタリです。

 

携帯ショップには、じつにさまざまなお客さまが訪れます。優しくておだやかな年配のかたもいれば、横柄なイラッとするお客さまも正直いらっしゃいます。

 

言葉は悪いですが、こういったお客さまの態度に一喜一憂していたら、とても心がもちません。最終的にお客さまの目的はスムーズな契約なのですから、こまかいことは気にせずに、淡々と業務をこなす不動心が大切です。

 

もちろん、こういった接客に関しても、事前にしっかりと研修はおこないます。基本的な対処法なども教えてもらえるし、うしろには先輩や上司が控えていますから、どうぞ安心して働いてください。

まとめ

 

今回は、携帯販売の仕事で身につくスキルと、あれば役立つスキルを紹介しました。なかでも携帯販売員として身につくスキルは、かりにどこで働いても通用する重要なものばかりです。

 

スキルを身につけて、自分の市場価値を高めたい人は、ぜひ携帯販売の仕事も視野に入れてみてください。

 

弊社は、携帯販売員専門の派遣会社なので、興味のあるかたのお手伝いができます。興味のあるかたは、弊社採用ページから仕事内容や条件等をご確認ください。

 

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