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携帯ショップ店員の年収はどのくらい?気になる携帯ショップの待遇を大公開

記事の監修

石川博幸(いしかわひろゆき)

2014年から携帯電話販売業界に参入、各家電量販店やショップにて販売、営業を行い、店舗にて新人教育や目標に向けてのコンサルティングなどしておりました。これまでの経験を活かし携帯キャリアのマネージャーとして複数店舗実績の向上に努めておりました。大手キャリアの優良事例賞などで最優秀賞等の実績がありお客様からもお褒めの声を多数頂いておりました。大手家電量販店での携帯電話販売にも関わり、マネジメントディレクターとしても活動。

これから携帯ショップ店員への転職を検討している人にとって、実際どれくらいの年収がもらえるのか、非常に気になるところでしょう。

 

ネットで調べてみると、携帯ショップ店員は高年収でオススメという人もいれば、まったく逆の意見も見受けられます。これでは、年収に対する不安が解消できず、いつまでたっても結論が出せません。

 

そこで当記事では、携帯ショップへの人材派遣をおこなう会社の立場から、携帯ショップ店員のリアルな年収事情と年収をさらに上げていくためのステップアップ術について、わかりやすく解説していきます。

 

携帯ショップ店員の年収はどのくらいもらえるのか

携帯ショップ店員の年収はどのくらいもらえるのか

 

携帯ショップ店員の年収といっても、経営する企業により、その金額はまったく変わってくるものです。そこでまず平均的な年収とスマートスマーツの年収モデルを紹介したあと、最後に他業種と比較して、ざっくりとした年収のイメージを掴んでもらおうと思います。

 

  • ・携帯ショップ店員の平均年収
  • ・スマートスマーツの平均年収
  • ・他業種ショップ店員の平均年収と比較

 

なお携帯ショップ店員の年収は、雇用形態などでも大きく変わってくるので、その辺については、次の章で詳しく解説します。

携帯ショップ店員の平均年収

 

企業によりバラツキがあり、携帯ショップ店員の正確な年収平均額を出すのはむずかしいのですが、リサーチ中にとてもわかりやすいデータを見つけたので紹介しておきます。

 

株式会社カカクコムが運営する「求人ボックス給料ナビ」※によると、携帯販売員の平均年収は、約335万円だそうです。国税庁が発表した、2020年度の平均年収額は433万円なので、比較するとだいぶ低い水準に感じますね。

 

とはいえ、国税庁の調査は、平均年齢47歳・勤続12年が基準です。対して携帯ショップ店員の平均年齢はずっと低く、単純に比較はできません。

 

実際給料ナビをみると、ボリュームゾーンは285万円から696万円以上となっており、勤続年数やスキルによって、平均以上の年収を得るのも十分可能だと思われます。

 

※参考:携帯販売の仕事の平均年収は335万円/平均時給は1,299円!給料ナビで詳しく紹介|求人ボックス

スマートスマーツの平均年収

 

スマートスマーツは、携帯ショップ専門の人材派遣をおこなう会社です。弊社で働く正社員の場合、以下のような年収モデルがひとつの基準となっています。

 

【スマートスマーツ年収モデル参考例】

 

  • ・300万円:22歳、経験1年
  • ・330万円:23歳、経験2年
  • ・400万円:31歳、経験4年

 

前述のとおり日本全体の平均年収額は433万円ですから、年齢を考慮すれば、かなり納得のいく金額といえるのではないでしょうか。

 

もちろん実際には、このほかに後述するインセンティブ報酬や、役職報酬なども加算されます。さらに弊社の場合、以下のように福利厚生も充実。

 

  • ・完全週休二日制
  • ・ほぼ定時上がり
  • ・ノルマなし
  • ・充実した研修制度
  • ・日払い / 前払い制度あり
  • ・費用ゼロで独身寮への入居可
  • ・引越し費用全額支給
  • ・仕事に必要な備品をすべてレンタル

 

このようにスマートスマーツなら、通常の携帯ショップよりも、かなりよい条件での就労が可能です。

 

◯ 携帯販売員の待遇については、以下の記事でもお読みになれます

他業種ショップ店員の平均年収と比較

 

スマートスマーツと一般的な携帯ショップの平均年収がわかったところで、携帯販売とは異なる業種のショップ店員が、どのくらいの年収なのかを見ていきましょう。

 

前述の給料ナビでチェックした、主なショップ店員の年収を以下にまとめておきます。

 

  • ・ネイリスト:約323万円
  • ・花屋:約330万円
  • ・アパレル:約346万円
  • ・ガソリンスタンド:約355万円
  • ・レストラン:約367万円

 

業種によって多少の差はあるものの、ショップ店員の場合、携帯ショップ同様300万円台が平均のようです。

 

なお厚生労働省のデータ※も調べてみましたが、「卸売業・小売業」の平均年収は346.1万円と、やはり給料ナビと似たような結果でした。(全年齢平均)

 

ただし年齢別でみると、20〜24歳が283.6万円、30〜34歳平均賃金は283.6万円と、金額が大きく下がります。一方でスマートスマーツの場合、23歳で330万円、31歳になると400万円に達します。

 

こうして比較すると、スマートスマーツの条件のよさが、よくご理解いただけるのではないでしょうか。

 

※参考:令和2年 賃金構造基本統計調査結果の概況 (5) 主な産業別にみた賃金


携帯ショップ店員の年収はどうやって決まる?

携帯ショップ店員の年収はどうやって決まる?

 

前述のとおり、携帯ショップ店員の年収は、雇用形態や報酬体系でまったく変わってしまいます。この章では、必ず知っておきたい3つの雇用形態と、報酬体系について解説していきます。

 

  • ・「正社員」「派遣」「アルバイト」雇用形態で年収は変わる
  • ・基本給と役職給
  • ・携帯ショップの仕事には欠かせないインセンティブ報酬とは

 

それでは、ひとつずつ見ていきましょう。

「正社員」「派遣」「アルバイト」雇用形態で年収は変わる

 

携帯ショップの店員には、「正社員」「派遣」「アルバイト」という、3つの雇用形態があります。

 

ご存知のように、正社員は「月給・年収」、派遣・アルバイトは「時給」というように、給料の支払い方法は異なるのが一般的です。

 

前述の給料ナビによると、派遣社員の時給は「1,343円」、アルバイト「1,299円」でした。また正社員の月給を時給換算すると、約1,661円です。つまり、携帯ショップ店員として働くなら、やはり正社員が有利ということになります。

 

さらに正社員なら、年1〜2回ボーナスが支給され(業績がよい場合のみ)、アルバイトには適用されない各種福利厚生の恩恵を受けられます。

 

なお、スマートスマーツは人材派遣会社であり、雇用した正社員は派遣先の携帯ショップで働いていただくスタイルです。そのため実質的には、無期雇用派遣としての雇用形態になります。

 

とはいえ、給料は月給制が基本であり、そのほか福利厚生も充実していますので、どうか安心してください。(ご希望によっては、日給制も選択できます)

基本給と役職給

 

携帯ショップ店員の給料は、基本給のほかに、役職給もつくのが一般的です。これは、携帯ショップに限らず、どの職種でも同じですから、問題なくイメージできるでしょう。

 

基本給とは、役職給や交通費・残業手当、さらに後述するインセンティブ報酬などを除いた、ベースとなる金額のことです。通常月給と呼んでいるのは、この基本給に役職給などの各種手当を合算した金額になります。

 

ということは、もし年収をアップさせたいなら、役職に就いて「役職給」をもらうか、資格を習得して「資格手当」をもらうのがもっとも近道です。

 

年収を増やす方法については、またのちほど解説します。

 

携帯ショップの仕事には欠かせないインセンティブ報酬とは

 

携帯ショップ店員の報酬を考えた場合、「インセンティブ報酬」もバカにできない存在です。インセンティブ報酬というのは、携帯電話本体の販売や光回線などの契約数に応じて発生する、特別報奨金だと考えてください。

 

携帯ショップは、いわば「au」といった携帯キャリアの代理店のような存在です。ショップは、大手携帯キャリアの代わりに、お客さまに対応し契約業務をおこないます。

 

つまり、携帯ショップの主な収益は、この代理業務で発生する携帯キャリアからの「手数料=インセンティブ」なんですね。

 

したがって、この手数料をたくさんもらうために、多くの携帯ショップでは「毎月◯件契約」という販売目標を設定します。そうなれば、当然その目標は店員個人にも設定され、その目標をクリアーすれば前述の「インセンティブ報酬」が発生するわけです。

 

ただし保険や不動産営業のように、「1件売れたらいくら」で支払われるわけではなく、基本的にムリな販売努力を強要されることもありません。その辺は安心していただき、「頑張ったら収入が増える。ラッキー!」くらいに考えておいてください。


携帯ショップの仕事で年収を上げる3つの方法

携帯ショップの仕事で年収を上げる3つの方法

 

携帯ショップ店員の年収事情を理解していただいたところで、最後に携帯ショップの仕事で年収を上げる方法を3点紹介します。

 

  • ・インセンティブ報酬を狙う
  • ・資格手当で確実に報酬をアップ
  • ・役職に就く

 

いきなり3つすべてに着手するのは、少々大変かもしれません。焦らずに、まずはできることから、ひとつずつ検討していきましょう。

インセンティブ報酬を狙う

 

もっとも現実的、かつ簡単な方法は、インセンティブ報酬を狙うことでしょう。なんといっても会社が公式に準備している制度ですから、目標数値をクリアーできれば確実に報酬がもらえます。

 

ただし、インセンティブ報酬のしくみは、会社によってまちまちです。個人の目標もしっかりと決められていて達成努力を強めに要求される会社もあれば、個人に対してはまったく縛りがないケースもあります。

 

報酬アップを目指す人は、自分の働く会社のインセンティブ報酬制度を、いちどしっかりと調べてみるとよいでしょう。

資格手当で確実に報酬をアップ

 

携帯ショップで働くには、とくに決まった資格は求められません。事務処理もあるので、PC関連の資格があれば仕事自体はやりやすくなりますが、資格がなくても実務さえできればOKです。

 

とはいえ、ガラケーからスマホへほぼ完全に移行し、これまでの通信システムから5Gに移行した現在、ショップ店員にもより専門的な知識が求められるようになりました。

 

そのため、MCPC「スマートフォン・モバイル実務検定」のような公的資格を習得すると、会社から高く評価されて資格手当がもらえるかもしれません。(会社の規定により異なる)

 

また、docomoやSoftBankといった大手携帯キャリアでも独自の資格制度を設けており、資格を取れば給料はアップします。

 

たとえばdocomoの場合、入社半年ころから狙える「プレマイスター」を皮切りに、「マイスター」「グランドマイスター」とステップアップ。店舗マネジメントのエキスパートを証明する最上級資格「フロントスペシャリスト」を取得できれば、7〜8万円程度の手当が期待できます。(金額は店舗によって異なる)

 

報酬アップを希望する人は、ぜひ積極的に資格取得へ挑戦してみてください。

 

◯ 携帯販売員の年収をアップさせる働き方については、以下の記事でもお読みになれます

役職に就く

 

前述の資格同様、ステップアップしてより高い役職に就けば、自然と報酬はアップします。

 

一般的な携帯ショップの場合、「店舗スタップ → チーフ(主任) → 副店長 → 店長」というのが、代表的な昇進パターンです。

 

ただ、役職は会社によって名称が違うこともあるし、役職給の金額も統一された基準はありません。

 

また弊社の場合、ショップは労働場所であり、あくまでも所属は弊社です。したがって上記の昇進コースとは違い、通常の会社のように「主任・係長」といった役職をイメージしてください。

 

いずれにせよ、途中で諦めずに長く働けば、自然と報酬はアップします。また、昇進すれば、より責任のある仕事が可能となり、報酬と同時にやりがいもアップするでしょう。


まとめ

 

今回は、携帯ショップ専門の派遣会社として、できる限りわかりやすく「携帯ショップの年収」を解説しました。

 

もちろんより条件のよい職種もありますが、紹介したとおり、携帯ショプ店員の年収は決して悪い水準ではありません。さらに弊社のように、月給制で福利厚生も充実していれば、きっとやりがいをもって働いていただけると思います。

 

これから携帯ショップでの仕事を検討している人は、弊社のような条件のいい会社を選び、ぜひ充実した新生活を送っていただきたいと思います。

ワークスタイル|2021.11.01

 
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